どうして寒いと尿意をもよおすのでしょうか?
寒くなったときに外に出ると、身体が震えますよね。
これは寒さに対して身を守ろうと筋肉を震わせて身体を温めるのです。
このぶるっと震えることが同じように膀胱の周りの筋肉にも働きます。
膀胱の周りの筋肉が震えることで膀胱が反応し、尿意と勘違いしてしまうのです。
頻尿を予防するお勧めの方法は?
先ほど膀胱周りの筋肉が震えることで尿意を勘違いするとお伝えしましたが、それを避ける方法は温めることです。
膀胱を冷やさないようにするだけでも過敏な反応を防げますのでとくに冬場になると効果的です。
そしてもう1つ温めたい場所があります。
それは「仙骨」です。
仙骨はお尻の尾てい骨の上にある骨で、その周りには仙腸関節という背骨と骨盤をつなぐ関節があります。
この仙骨を温めることで骨盤周りの血流の巡りも良くなり、神経もほぐれていきます。
どうやって温めたら良いの?
膀胱や仙骨を温める方法として、効果的なものをご紹介します。
腹巻を使用する
腹巻は巻くだけで下腹部、つまり膀胱まわりを温めます。そして仙骨も同時に温めてくれる優れものです。
膀胱は締め付けると良くないので、できるだけ肌に優しい素材を使った締め付けないタイプの腹巻を使用するようにしてください。
湯たんぽを利用する
就寝時に湯たんぽを利用するのも効果的です。
低温火傷に注意が必要ですが、膀胱の上(おへそから指4本したくらいの位置)に湯たんぽを置いて寝ると、とても温かく夜間頻尿にも効果的です。
参考文献:尿もれがピタッと止まる骨盤底筋体操&スクワット 奥井識仁著 飛鳥新社
自分で治す!頻尿・尿もれ 関口由紀著 洋泉社