漏れたら始まるパッド生活 知っておきたい生涯コスト

皆さん こんにちは。
harunoa運営者であり、尿もれ研究家の前川竜希です。
尿漏れは誰にでも起こりうる症状です。
尿漏れが起こった場合、正しい情報を把握することで心配を減らすことができます。

今回の記事の内容は以下の方におすすめの内容となっております。

・尿漏れケアにパッドやライナーを使用している方
・尿漏れが出始めて不安な方
・尿トラブルでいくらコストがかかるのか知りたい方
・尿トラブルがどのように変化していくのか不安な方

頻度によって尿漏れレベルを分類

尿漏れした場合、どの頻度でどれくらいの量をするのかを尿漏れレベルとして分類をしてみました。

尿漏れレベル1
尿漏れは実際にしていないのですが、何らかの事情で尿漏れが怖いと思っている方です。
・加齢による体力の衰えを感じている方
・頻尿によってトイレへの不安がある方
・産後の衰えを感じている方
などがあてはまります。

尿漏れレベル2
尿漏れの初期状態は、1年に数回以下としました。
例えば、運動した時にだけ出てしまうような人で普段の生活では尿漏れはない方です。
この場合、骨盤底筋が衰えている傾向が出ているのですが、頻度が年に数回以下なので軽視しており、何も対処はされていないでしょう。

尿漏れレベル3
1ヵ月に数回以下漏れてしまう方です。
2週間に1回程度なので、頻度としては高く、外出時に漏れてしまうと心配なのでパッドを使用し始めます。
気になるものの、まだどこかで軽視しています。

尿漏れレベル4
1週間に数回以下漏れてしまう方です。
3日に1度の頻度です。
これくらいの頻度になるといつ出るのかとても不安になり、日常的にパッドを使用するようになります。
尿漏れに関して情報収集を行い、対策がないか探します。

尿漏れレベル5
1日に1回以上漏れてしまう方です。
この頻度になるととても不安になり、漏れる量も増え、服までぬれるようになります。
外出することがとても不安になるので、怖くて外出するのを控えるようになり、どうやったら治るのか心配です。
そして、どこかで諦めてしまうのです。

尿漏れレベル別の年間想定コスト

尿漏れパッドは各社パンティライナーや給水ナプキン、軽失禁パッドなど色々な名称でよばれています。
普段の下着に装着する吸水するパッドを尿漏れパッドとします。
尿漏れパッドの各社価格を調査し、1枚あたりの平均単価を計算してみました。
1枚あたり20円を相場価格として、各レベル毎の使用枚数を想定し年間コストを計算してみます。

尿漏れレベル1の方の場合
この方はまだ症状が無いのでパッドを使用しないと想定し年間0枚です。
想定年間コスト:0円

尿漏れレベル2の方の場合
この方は年に数回なので、パッドは気になる日に予防として使われるので1ヵ月に5枚程度と想定し、年間60枚です。
想定年間コスト:1,200円

尿漏れレベル3の方の場合
外出時にパッドを使用しますが、オフィスワークの場合は毎日使用する可能性がありますので、週に5枚として月間20枚。年間240枚です。
想定年間コスト:4,800円

尿漏れレベル4の方の場合
この方は1週間に2回と想定すると、毎日の使用に替えのパッドが必要になるので、1週間に10枚として月間40枚。年間480枚です。
想定年間コスト:9,600円

尿漏れレベル5の方の場合
この方は毎日漏れてしまうので1日に3回パッドを使用するとして週間20枚です。月間80枚となり、年間960枚です。
想定年間コスト:19,200円

放置しても尿漏れは治りません。

ここで大切なお話です。
尿漏れパッドの役割は漏れてしまった尿を吸水することです。
尿漏れパッドをすると安心ですが、決して漏れなくするためではありません。

尿漏れの原因は骨盤底筋や膀胱が衰えてしまうことです。
そして、放っておくと衰えはどんどんと進行してしまいます。
つまり、現状は尿漏れレベル2であっても、放置していくとレベル3に引き上がってしまう可能性が高いのです。

骨盤底筋が衰えていく理由

  • 加齢による筋力低下
  • 更年期のイライラからくる筋肉硬化
  • 閉経による女性ホルモンの低下

年齢を重ねると特に上記のような課題が現れます。
これはしょうがないことですが、ただでさえ尿漏れをしている状態の場合、放置すると年々酷くなってしまうのはこのような理由が複数重なって骨盤底筋へ負担を与えてしまうからなのです。

想定ケース①40代 産後の尿漏れ

これはあくまで想定のお話です。
例えば40歳で2度の出産経験がある方で、初めて尿漏れを経験したとします。
40歳の1年間は尿漏れレベル2で年間コスト1,200円ですね。
尿漏れは何もしなければ治ることはありませんので、毎年1,200円がかかります。10年間で12,000円です。
50代になると更年期をむかえますので尿漏れレベルが3になる可能性があります。そうすると、年間4,800円になります。10年間で48,000円です。
60代に尿漏れレベルが4になった場合、年間コストは9,600円になり、10年間で96,000円となります。
もし、40代の軽度のうちに尿漏れを改善出来ていれば、70歳までにかかる20万円近いコストを削減することになります。

想定ケース②60代 加齢による尿漏れ

例えば60歳で尿漏れした場合、最初は尿漏れレベル2ですが、筋力の衰えを考慮すると尿漏れレベル3、4への引き上げる間隔が早くなります。
そして、年齢のせいだという諦めの気持ちも芽生えてしまいます。
もし外出を控えるようになると、さらに運動不足による筋力が低下し、尿漏れレベルを引き上げる悪循環になってしまいます。
この年齢からの尿漏れ経験はショックが多く、人生100年時代と言われるこの先の楽しみを制限してしまうのはあまりに勿体ないです。

尿漏れが始まったら、骨盤底筋トレーニングを

骨盤底筋は筋肉ですので、何歳からでもどんな状態でもトレーニングをすることで鍛えることが出来ます。
尿漏れが始まった軽度の状態ならトレーニングで大幅に改善される可能性が高いのです。

根本的に尿漏れを予防、改善する為には、骨盤底筋をしっかり鍛えることが必要です。毎日少しでも結構ですので、骨盤底筋トレーニングの時間を設けましょう。
トレーニングは立って行うのが基本です。
体全体の力を抜いて、背すじをまっすぐに伸ばします。
1)肛門を締める
まず、おならを止めたり便を切ったりするようなイメージで肛門に力を入れて締めます。このとき、骨盤底筋は、後ろ(背中側)から前(おなか側)に向かって動きます。
2)膣・尿道を締める
次に、膣・尿道をキュッと締めます。排尿している途中で尿を止めるようなイメージで行うといいでしょう。すると、骨盤底筋は、前から後ろに向かって動きます。
3)骨盤底筋を中に引き込む
最後に、骨盤底筋を上に引き上げます。腹式呼吸を行いながら、頭の上にしぼみ上げるようなイメージで引き上げます。

さらに、骨盤底筋には速筋と遅筋と言われる2つの筋肉があります。
跳んだり、立ったりした時に漏れてしまうのを防ぐ速筋と、尿意を感じてトイレまで我慢する遅筋です。
こちらの筋肉の鍛え方をまとめましたのでご覧ください。


まとめ

今回の記事では尿漏れした時にどれくらいパッドを使用して、いくらお金がかかるのかをシュミレーションしてみました。
これはあくまでもシュミレーションなのでその通りにはいきませんが、コストの目安にはなったのでないでしょうか。
単年度で考えるとそれほど大きな金額ではないのですが、放っておいても改善しないどころか、悪化の傾向をたどります。
そして、尿漏れは金額インパクトよりも日常生活の質を阻害するという人生に影響する問題なのです。
早期のうちはトレーニングで改善する可能性が高いのも特徴なので、諦めずに取り組みましょう。

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